WiMAXで利用できる3つの通信モード。

実はWiMAXをどうやって使うかで通信モードを選んだ方が良い場合があります。

WiMAXを使うなら、知っておいた方が良い通信モードの違いをまとめました。

WiMAXの3つの通信モード

WiMAXには通信速度やエリアが異なる3つの通信モードがあります。

それぞれ、

  • 速度制限のない「ノーリミットモード(WiMAX)」
  • 現在の標準となっている「ハイスピードモード(WiMAX/WiMAX 2+)」
  • オプション扱いの「ハイスピードプラスエリアモード(WiMAX 2+/au 4G LTE)」

です。

【WiMAX通信モード比較表】
ノーリミットモード・WiMAX
・速度制限なしのWiMAXが利用できる
ハイスピードモード・WiMAX/WiMAX 2+
・下り最大220MbpsのWiMAX 2+が利用できる
ハイスピードプラス
エリアモード
・WiMAX 2+/au 4G LTE(800MHz)
・高速ワイドエリアのau 4G LTEも利用できる

1.ノーリミットモード(WiMAX)

「ノーリミット」という名前の通り、速度制限のないモードです。

このノーリミットモードが登場するまで、モバイルデータ通信は従量制が当たり前でした。
利用時間やデータ量などに応じて料金が課金されていたんですね。
それがこのノーリミットモードの登場で一転。WiMAXを有名にした通信モードとも言えます。

ノーリミットモードの通信速度は、下り最大13.3Mbps、上り最大10.2Mbps。
以前は下り最大40Mbpsでしたが、WiMAX 2+の周波数帯域拡張に伴いWiMAXが利用できる帯域が減少した結果、通信速度は低下。

現在はWiMAXに対応している端末も少なくなっており、2018年にはノーリミットモードサービスの終了が予定されています。

2.ハイスピードモード(WiMAX/WiMAX 2+)

現在の標準モードとなっているのが、このハイスピードモード。

通信速度は下り最大220Mbps、上り最大10Mbpsとなっています。

WiMAXと比べて高速かつ大容量のWiMAX 2+が利用できるのが、この通信モードです。

このハイスピードモードでは、通信環境に応じてWiMAXとWiMAX 2+を端末側が自動で切り替えて利用しています。

これはWiMAXとWiMAX 2+のエリアが若干異なるため。

WiMAX 2+に対応していないエリアでは、WiMAXを利用する仕組みになっています。

とは言え現在はWiMAX 2+のエリアも拡大してきているため、基本的にはWiMAX 2+を利用して通信していると考えてもらって良いでしょう。

下り最大220Mbpsとなっていますが、一部の地域では下り110Mbpsが最大。

WiMAX 2+対応端末でも、旧モデルの端末では下り最大110Mbpsでの利用となります。

ハイスピードモードには制限あり

速度制限がないノーリミットモードと違い、ハイスピードモードには速度制限があります。

これは混雑を回避するための措置。3日間で3GB以上の通信をすると、制限がかけられるようになっています。
たとえ月間の通信量に制限がない「ギガ放題プラン」を利用していても、速度制限がかかります。

ただし、速度制限がかかると言っても、他社に比べるとかなり緩い内容に。
他社の場合、通信制限がかかると通信速度は1Mbps未満に制限されます。
ここまで制限されると動画はもちろん、ホームページの閲覧さえままならない状態。

しかし、このハイスピードモードの場合は、制限がかかった状態でも平均して3~4Mbpsの速度が出ます。
これだけの速度が出れば動画を見ることだって可能。
つまり、ある程度は快適に利用することができるというわけです。

ちなみに、制限がかかった場合のハイスピードモードと、制限がないノーリミットモード、どちらが快適に通信できると思いますか?

制限ありのハイスピードモードが3~4Mbps、ノーリミットモードは下り最大13.3Mbpsだから、ノーリミットモードの方が速いのでは?と思いますよね。

ところが、13.3Mbpsという数値はあくまでもベストエフォート。

実効速度はこれより遅くなるので、結果的にはどちらも同じ程度です。

3.ハイスピードプラスエリアモード(WiMAX 2+/au 4G LTE)

最後のハイスピードプラスエリアモードは、WiMAX 2+のエリアに加えてauの4G LTEも利用できるモード。

通信速度も速く、人口カバー率99%のau 4G LTEが利用できるということで、対応エリアの広さは文句なし。

3つの通信モードの中では最も快適な通信モードです。

対応エリアおよび端末は限定的ですが、下り最大370Mbpsの高速通信も可能です。

注意点も多いハイスピードプラスエリアモード

エリアも広く高速通信が可能なハイスピードプラスエリアモードですが、利用に際しての注意点もいくつかあります。

① 有料オプションである

追加料金を払うことなく利用できるノーリミットモードやハイスピードモードと違い、ハイスピードプラスエリアモードは有料のオプション。

そのためハイスピードモード利用時のように自動で通信モードが変わるわけではありません。
申込みこそ不要ですが、端末側で切替操作をする必要があります。

オプション料金は1,005円。日割り計算ではなく、月に1度でも利用すると1,005円の追加料金が発生します。

② 対応端末のみで利用可能

この通信モードは、全ての端末で利用できるわけではありません。

対応端末のみで利用可能。現在発表されている端末で利用できるのは、Speed Wi-Fi NEXT W03という端末になります。

③ 7GBを超えると速度制限がかかる

ハイスピードプラスエリアモードでもっとも注意したい点が、このモードで7GBを超える通信を行うと速度制限がかかるという点。

通信速度は他社と同程度の128kbpsにまで制限されてしまいます。

これは月間の通信量制限がない「ギガ放題」プランでも制限されるうえ、速度制限は通信モードに関係なく適用。

つまり、ハイスピードプラスエリアモードでの通信が7GBを超えると、ハイスピードモードに切り替えたとしてもその月は128kbpsに制限されたままというわけです。

こうした注意点を考えると、対応端末でもハイスピードプラスエリアモードは日常的に利用するには不向き。
必要最低限の利用にとどめておいた方が良いでしょう。

WiMAX対応機種を利用しているなら、乗り換えた方がお得

ここまで3つの通信モードの特徴を見てきました。

現時点での標準モードがハイスピードモードである点や、ハイスピードプラスエリアモードが実用的とは言い難いことから考えても、端末を選ぶ際にはWiMAX 2+に対応している端末を選べば基本的にはOK。

通信エリアに不安がある場合は、ハイスピードプラスエリアモードに対応している端末を選ぶと良いでしょう。

最後に1点。最初の方で書いた通り、ノーリミットモード(WiMAX)は間もなくサービス終了予定。

現時点でノーリミットモードにしか対応していない古い端末を利用しているなら、早めに新しい端末に替える必要があります。

この場合、プロバイダを変えずに機種変更する方法もありますが、お得なのはプロバイダごと乗り換える方法。

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すぐに機種変更する必要がなくても、今後機種変更が必要になったり契約更新月が近づいたときは、継続ではなく乗り換えること。これがWiMAXをお得に利用する秘訣です。