モバイルのインターネット環境を検討していると悩むポイントは、
「格安SIM」と「WiMAX」のどちらにするか?
ということ。

そんなあなたのために、格安SIMとWiMAXをわかりやすく比較しました。

格安SIMとWiMAXの基本的な違い

格安SIMとWiMAX、違いを最初におさらいしておきます。

【基本概要比較】
項目格安SIMWiMAX
通信速度端末により
最大300Mbps
〜375Mbps
端末により
最大220Mbps
〜440Mbps
エリアdocomoエリア
(一部はauエリア)
WiMAX独自エリア
(有料オプションでauエリア利用可)
通信制限3日3GBなど
各社異なる
3日10GB
制限後の速度200kbps
(0.2Mbps)
1Mbps
利用料金月額:
7GB:約1,500円程度
20GB:約4,000円程度
(別途端末:5千〜2万円
初期費用:約3,000円)
容量無制限で
月額3,500円程度
(端末費用込
初期費用込)
最低利用期間なし2年契約
違約金の有無なし途中解約で違約金
9,500円
~25,000円

詳しく解説します。

1. 利用料金

あなたが毎月使うデータ容量によって、格安SIMとWiMAXのどちらがお得かが違います

毎月使うデータ容量が少ないと格安SIMがお得。

逆に10GB〜15GB以上を毎月利用するならWiMAXがお得

この様なイメージです。

【格安SIM(MVNO)とWiMAXの料金比較】

格安SIMとWiMAXの料金イメージ

格安SIMの場合、利用料金はプランによって変わります。
FLEETELやエキサイトモバイルなどの従量料金プランだと利用した分だけ支払うこともできます。

大容量プランだと1ヶ月のデータ通信容量が50GBプランも数社ありますが、月額費用は10,000円を超えます。

一方のWiMAXはデータ通信量によって「最大7GB」と「無制限(実質100GB)」の2種類のプランがありまずが、月額費用は定額。
無制限(実質100GB)のギガ放題プランでも実質月額約3,500円〜と現実的です。

2. 契約期間と違約金

格安SIMのデータSIMには、最低利用期間の定めがない場合がほとんど。
いつ解約しても違約金は発生しません。

契約期間に縛りがあるのはWiMAX。
2年間の契約期間があります。

この契約期間内に解約すると、時期によって9,500円〜25,000円程度の違約金が発生。

「いつでも好きな時に解約できる」という点では、格安SIMの方が有利です。

3. エリアの広さはやや格安SIM有利

ドコモやauの携帯電話が利用できるエリアでは、同じように通信ができる格安SIM。

一方のWiMAXは独自の通信網を利用していて、エリアの広さは格安SIMほど広くありません。

またWiMAXの使う電波の種類は、障害物に弱いという欠点もあります。

WiMAX端末によってはauのLTE網が利用できますが、月額約1,000円の有料オプション。
(2017年夏に改定がある予定で、オプション料金が廃止又は値下げされる見込み)

いまのところ、エリアの広さでは、格安SIMがやや有利。
2017年夏の改定次第で、この違いはなくなる可能性もあります。

4. 通信制限ではWiMAX圧勝

格安SIMでは、月単位か日単位のデータ通信量に必ず制限があります。

両方に制限がある格安SIM(MVNO)も珍しくありません。

月のデータ通信量が無制限でも、3日間の制限があれば月の制限があるのと同じこと。
3日で1GB制限なら、1ヶ月で10GB制限になります。

格安SIM(MVNO)では、
日単位のデータ通信量は格安SIM(MVNO)事業者によって違います。
月単位のデータ通信量は契約プランによって違います。

一方でWiMAXでは、どの会社でもプランは2種類だけ。

  • ライトプラン: 月に7GBのデータ通信容量制限あり
  • ギガ放題: 月のデータ通信容量は無制限、3日で10GBの制限あり

日単位では3日間で10GBを超えると制限。

2017年2月2日から、3日制限が3GBから緩和され10GBになりました。

月の制限に換算すると、100GBになります。

通信制限については格安SIMよりWiMAXの方が圧倒的に有利です。

また制限後の速度もWiMAX有利。

制限後の速度は、

  • WiMAX: 1Mbps(スマホ動画が見れる)
  • 格安SIM:125〜200kbps(動画は不可。軽いwebサイトやLINEのみ可)

とWiMAXの方が5倍以上早くなります。

5. 初期費用もWiMAX有利

初期費用は、格安SIMもWiMAXも契約事務手数料として3,000円程度必要。

ただ格安SIMの場合はモバイルルーターが有料(およそ20,000円前後)なのに対し、WiMAXは端末が無料。

格安SIM(MVNO)では端末代金の分割払いができますが、有料であることに変わりはありません。

初期費用では、WiMAXの方が安く始めることができます。

6. 通信速度

通信速度は、ともにベストエフォードという理論上の数値。

最大速度だけ見ると、WiMAXより格安SIMの方が速くなっています。
しかし実際は通信環境等により変動するため、参考程度にしかなりません。

通信速度の実測値は?

ここまで基本的な項目を比較してみましたが、互いに有意な項目もあれば劣る項目もあるといった感じで、五分五分といったところ。では、実際に利用する際に気になる「通信速度の実測値」はどうなっているのでしょうか。

無線タイプの通信速度は実質20〜40Mbps程度

2016年に普及したモバイルルーターを使ってテストした結果、格安SIMもWiMAXも通信速度は20〜40Mbps程度が実質的な上限。

ただこれはあくまでも上限値。
格安SIMでは昼休みなど利用者が増える時間帯には1Mbps以下の速度しか出ないことも多いです。

実際、速度テストを実施した大手N社の場合、昼間の12時30分には0.3Mbps程度しか出ていませんでした。

格安SIMで制限がかかったらどうなる?

格安SIMで通信制限がかかってしまうと、通信速度は急激に低下。
制限時の通信速度を公表していない格安SIMも多いですが、125〜200kbps程度に制限。

この程度の通信速度では、動画の閲覧は難しいと考えてください。
ホームページの表示にも時間がかかります。

IIJmioやOCNモバイルONEなどバースト機能があると、体感的には少しマシですが、やはり動画は見れません。

つまり言い方は乱暴ですが、制限がかかった格安SIMは実質的に使えないと考えた方が良いでしょう。

制限を解除するには、データの追加購入をする(月間容量を超えた場合)か、時間が経つのを待つ(日単位の通信制限の場合)しかありません。

WiMAXで制限がかかったらどうなる?

WiMAXでは速度制限がかかった状態でも1Mbps程度の速度は出ます。
格安SIM(MVNO)に比べると5倍以上の通信速度です。

通信速度まで考慮するとWiMAXがオススメ

基本的な項目を比較しただけでは五分五分ともいえる格安SIMとWiMAX。

利用すると一番気になる「通信速度」を考えると、WiMAXが有利です。

ある程度のデータ通信量を使うのであれば、WiMAXを選ぶ。
あまり使わないなら格安SIMで我慢する。
という使い分けが良いでしょう。

WiMAXにしようか迷っているなら、GMOとくとくBBなど2週間程度のお試し利用もできるWiMAXもあります。

格安SIMとWiMAXで悩んでいるなら、一度お試しで利用してみてはいかがですか。その快適さを実感できると思いますよ。

詳しくはこちらを参考に
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